み:ミッチ(伊達ミッチ)

『み:ミッチ(伊達ミッチ)』

欲望という名の電車」の伊達ちんの役名、「ミッチ」。そして長塚さんがご自身のブログで書かれていたのが、「伊達ミッチ」。なんともこの語呂の良さと響きが秀逸で好きです。

去年の12月グローブ座で「欲望という名の電車」を観てきました。ギリギリでチケットを取ったにもかかわらず、まさかのミッチポジションでした。また偶然にも私は真ん中よりの端っこだったのですが、ちょうどそこを走っておりましたねー、伊達ミッチは。

実は北村有起哉さんが密かに好きだったので、これまたうれしかったです。伊達ミッチもなかなかの熱演でよかったのですが、お話も好きで、北村さん初め、小島さん、篠井さん、他の役者の方々もみんなすばらしくて、大好きなお芝居でした。1回しか観なかったのが残念・・・。本当に篠井さんんはきれいで、あの難しいブランチを見事に演じていました。

そのブランチと恋に落ちるのが(伊達)ミッチ。野生児のスタンリー(北村さん)とは正反対でもしかしたら母親依存症なのかと思うぐらいの、母親思いの好青年役を伊達ミッチも見事に演じていました。少し背伸びはしているものの、都会の香りがするブランチに惹かれていく伊達ミッチ。もしかしたら、母親を重ね合わせていたのかもしれない。自分より大人で、どこか自分より強いブランチに憧れを抱いていたんだよね。

パンフレットで伊達ミッチも言っていましたが、本当にブランチとミッチがどこかでやっぱり恋が実ればいいと思ってしまうほどでした。

最後に伊達ミッチがブランチを忘れようとはするものの、やはり気になるという目の感じが私はとてもよかったです。最後はなんとも悲しい感じがするのですが、やはり好きなお芝居です。