や：ヤスオ

『や：ヤスオ』

伊達ちんは（や）役者です、伊達ちんはイヌの日で（や）ヤッシーと共演してます・・・。や、や、や・・・ヤスオ。出た！！ヤスオ！！！tsumazuki no ishi「Sheep fucker’s exit」の舞台で伊達ちんが演じた役名が「ヤスオ」だね。よし、久しぶりにうまくいった。

しかしもうこちらでも、表ブログでも「Sheep fucker’s exit」の感想は書いているので、「役者、イヌの日、ヤスオ」全部絡めて書いてみようかな。

役者の伊達ちん。一番最初に伊達ちんを観た「イヌの日」の印象はやっぱり声でした。中津という役柄も声に合っていたのかもしれないけど、あのちょっと奥に秘められた思いや、ゆがんでしまった愛情を持つ中津の、底知れない怖さが、伊達ちんのズシっと響く声と目の表情でガツーンときました。

伊達ちんの演技を観てきて、やはりどこかあざといようで、まっすぐすぎて危ないというような役が多いかもしれないね。「ヤスオ」も伊達ちんが演じてきた役の中で好きな役ですが、決してすごい悪い人ではないのですが、結局は騙しているんだもんね。

「ヤスオ」はなんとなく一生懸命さはなく、無気力なんだけど、悪いことに追い立てられながら、その場その場を凌いでいる。そんな感じがとても上手だなーと思いました。役者の伊達ちんだね。

反対に「欲望という名の電車」では、マゾコン気味の青年を演じていて、これも本当によかった。

そして今回の「失われた時間を求めて」の伊達ちんもすごくよかったなー。今日が千秋楽なので、公演が終わったらゆっくり感想を書きますが、伊達ちんは比較的大声を出したり、怒鳴ったりする役が多いのですが、ここ最近は落ち着いたゆっくり聞かせるお芝居が多くて、大好きです。

奥菜さん演じる女性との会話シーンは一番好きでした。ちょっと傍観者のような感じでもあり、途中で女性と恋人同士になるところに演技がとてもよかったです。３人の男性の役の中で、とても大切な人だと思う。

動から静だね。深い声なのだから、ゆっくり諭すように優しく語る伊達ちんもとてもいいと思います。